東京国際ブックフェア・国際電子出版EXPO感想
電子書籍に本格的に関わるようになって4年目。
東京国際ブックフェア・国際電子出版EXPOに行くのも、4回目になると思います。
そろそろもう行かなくてもいいかなあっていうのが、今年の感想です。
開催側もそう思っていたのか、来年は読者向けのイベントにするようです。
3年前4年前のAmazonのKindle、楽天のKoboが発売されていた頃は、本当にこれからという感じでしたがあれから数年たって電子書籍は書籍の一部として確立された感があります。
もちろん、まだまだ出版点数も少ないし、ビューワーやらEPUBの不具合やら問題はまだまだあります。販売サイトも出来たり、閉鎖されたりしていますが、本格的に取り組んでいるところは売り上げも伸びてきていると思います。
昨年の目玉は、セルフ出版や個人出版だった気がするのですが、今年はオンデマンド出版だったのではないのかなと思いました。
出版が今までの大量印刷の時代から、より手軽によりミニマムになり、電子書籍も特別なものではなく、書籍の一形態として確立されてきたのでしょう。
販売方法も1点ずつの課金制から、レンタル方式や読み放題などの定額制の導入などで、より身近になっていくと思います。
まあ普段の営業活動の中では、まだまだ電子書籍を読んだことないとか、書籍は紙の本じゃないと言われる事は多いんですけどね。
ネットで情報を仕入れることに抵抗の無い人は増えていると思うんですけど、何故か書籍に関しては紙にこだわる人が多いんですよね。
私も20年間書籍に関わる仕事をしてきたんですから、紙の本も大好きです。
でも電子書籍も読みます。そこに垣根は作らなくていいんじゃないかなと思います。